妊娠力を高める栄養は?ビタミンAと葉酸は欠かせない!
これから赤ちゃんを授かるために、毎日の食事で気をつけていることはありますか?
『野菜をたくさん摂るようにしている!』
『たんぱく質をしっかり摂るようにしている!』
何らかの工夫をしていらっしゃる方が多いと思います。
今後、気をつけて摂取してほしい栄養素は、『ビタミンA』と『葉酸』!!
『足りていないかも?』と思った方は、是非、これから摂取するように心がけてください。
・ビタミンAが、規定値の80 %しか摂れていない!
ビタミンA、妊婦は規定量の2倍が必要といわれています!
ビタミンAを摂取するには、鶏レバーなどはビタミンAそのものを含んでいますからそれでいいのですが、ビタミンAと言ったら、良くニンジンと言われますよね。
ニンジンはβ-カロテンが豊富で、β-カロテンは体内でビタミンAが不足した時にビタミンAに変換され利用されます。
そして残ったβ-カロテンは抗酸化成分として、アンチエイジングに働きます。しかし、ビタミンAをサプリやレバーなどで摂りすぎると、ビタミンA過剰摂取のリスクが伴います。
そこでβ-カロテンで摂取しておくと、必要な分だけβ-カロテンがビタミンAに変換されるので、ビタミンAの過剰症の心配がいらなくなります。
日本の成人のビタミンA(以下VAと記す)摂取基準量を示します。
厚労省・・・600μg(妊婦はこの倍量)
ほとんどの人が、ビタミンA摂取が減少しています。規定値600μgの80%程しか摂れていないとのこと。
ニンジン10gでビタミンAが70μg、そして規定値が600μgと覚えてください。
ニンジン1本、約150gで1050μg。
ですから妊娠前の方は、毎日ニンジン1本以上はとりたいところですね。
ニンジンをピューレにしてもいいですし、すりおろしてもいいですね!
◉ビタミンAの効能
・発育促進、骨、肌の新陳代謝
◉ビタミンAが多く含まれている食品
レバー、卵黄、豚肉、鶏肉、うなぎ、ホタルイカ、ニンジン、カボチャ、海苔、しそ、モロヘイヤ
・妊娠初期に必要な葉酸!成長ビタミンなので必ず必要な栄養素!
葉酸はビタミンB群の一種。赤血球の形成を助ける働きや、胎児の正常な発育サポートする働きがあります。
B12と一緒になって赤血球を作りだしています。
葉酸はアミノ酸や核酸の合成の補酵素として働き細胞分裂や新陳代謝には必要不可欠な成分です。
そのため胎児の生育を促すため妊婦へは必要量を多く設定されています。妊婦の必要時期は妊娠初期、中でも妊娠に気づかない第一週が一番重要といわれています。
◉葉酸が多く含まれている食品
ほうれん草、ブロッコリー、菜の花、枝豆、鶏レバー、納豆、焼きのり、バナナ
・まとめ
毎日の食事で足りていない栄養素、ビタミンAと葉酸を摂取したいですね!大半の方がビタミンA不足です!
効率よく摂るために、手間がかからなければ、継続することができます。
そして、β-カロテンは冷凍することにより、1.6倍に増えます。
ですから、ニンジンは茹でて水切りして冷凍がオススメ!甘くなって美味しいです!
ニンジンは皮付近にβ-カロテン豊富ですから、よく洗って皮を剥かない方がよいです。ジップロックに入れて冷凍しておけば、いつでも使えて便利ですよ。
また、葉酸のオススメは納豆です!毎日摂取するようにしてください。